パニック障害(ホットフラッシュ、外出時のめまいやふらつきなど多岐にわたる)

 
報告者:根本 朋穂(訪問カイロプラクティック朋

2021.9.15

【患者】 50代女性 家族構成(夫、姑、長男社会人、次女高校生)
【主訴】 パニック障害(ホットフラッシュ、外出時のめまいやふらつき、右半身のこわばり、胃が締まる感じで食事がのどを通らない、電車に乗れない、など多岐にわたる)
【現状歴】 2015年ごろ、次女のてんかん発作を期に発症。心療内科、胃腸科、整体院などに通われていたが、内服(SSRI)による副作用にも苦慮され大きな改善が見込めなかった。そして通院が困難になったタイミングで、偶然、当院のHPを拝見して頂き訪問施術開始となる。
他院にて、アクティベータ、PCRTの施術を受けた経験があるため、施術への理解は比較的良好。AM+RCRT施術を10回実施。

【1回目】 <症状>
① 外出時のめまい、右半身のこわばり
② 胃が締め付けで食事が喉を通らない


<目安検査>
① 陽性反応;症状イメージ、動眼神経、聴神経、前頭前野部、頬骨部
② 陽性反応;症状イメージ、胃経


<機能評価>
① 現在の症状8、内分泌系8、メンタル9
② 現在の症状9、メンタル10


<EB>
① 症状イメージ
② 胃経


<調整>

▼大脳辺縁系→感情(恐怖)→SSRI(抗うつ薬)の内服によって症状が悪化したことがあり、Drにも報告し処方中止にしてもらった。また内服することで再発するのではとの恐怖心。

▼大脳辺縁系→信念(虚栄心)→子供の通学バス停で、他の親御さんの中には働きながらバス停まで送り向かいをしている方もいる一方で、自分は専業主婦で症状があるなかでも気丈にふる舞わらなければいけない。平常を装っている。

▼大脳辺縁系→信念(羞恥心)→外出時に娘のてんかん発作が起きたときに、その場面を見られたくない。→更に反応→てんかんが起きたときには「自分自身で何とか対応しなければならない」というプレッシャーがある。


▼大脳辺縁系→信念(執着心)→胃の症状で内科にて内服が処方されたが、カプセル剤が大きく飲めないことがあった。現在では、サプリメントを飲用しており、胃の症状にはサプリメントや薬を飲まなければならない。

 
<施術後>
EB検査、目安検査の陽性反応がすべて陰性になり、

 
<機能評価>
① 現在の症状8→2、内分泌系8→1、メンタル:9→2
② 現在の症状9→1、メンタル:10→2

【2回目】 <症状>
①外出時の車の往来を見たり、スーパーの明るい照明をみると浮遊感のめまい症状。
②主に右ふくらはぎがムズムズしたり、力が入る感じがする。からだが震える感じがして右半身全体が強張。
③町内会の出席を考えると頭や胸がザワザワする感じ。


<目安検査>
① 陽性反応;場面イメージ(車の往来)、動眼神経、
②陽性反応;症状イメージ(右ふくらはぎのムズムズ感)、小脳検査(右側片足立ち、後頭部EB)
③陽性反応;症状イメージ(頭部や胸部のザワザワ感)頭、胸部タッチ

前回の胃のむかつき、食べれない感じは改善。陽性反応もなし。

 
<機能評価>
① 現在の症状8、自律神経系:8
② 現在の症状7、メンタル:10
③ 現在の症状⒑ メンタル:10

 
<EB>
① 動眼神経(対光反射、輻輳反射)、組み合わせなし。
② 右後頭骨部 
③ 頭部、胸部+経絡(胆経)

 
<調整>

▼大脳辺縁系→信念(虚栄心)+家族関係+母親としての立場。娘様のてんかん発作の対応やバスの送迎など、親として頑張らないといけない。


▼大脳辺縁系→信念(羞恥心)+友人関係+母親の立場として。以前は娘様の送迎を自家用にて行っていたが、自身のパニック症状により、現在はバスの送迎を利用していることに対して、車で送ってあげられないことが申し訳ない、みじめな感じがある。→これが、車の往来をみると症状があるのと関連しているのではと、本人様からありPRT陽性。以前車を運転していた時に渋滞でパニック症状が起こったことと、車の往来がリンクした様子。


▼大脳皮質系→意味記憶(経験)→以前、町内会の集会でパニック症状に悩まされた経験があり、また今回もなるのでは。
▼大脳辺縁系→虚栄心→妹としての立場で、兄との関係→娘の発達障害の症状から、実は兄も発達障害ではないか?今は母と兄の二人暮らしで母から時折、愚痴の電話がくるが、そのことに対して何もしてあげられない。また、将来は母と兄双方とも面倒を見ないといけないのかとの発言あり。

 
<施術後>
EB検査、目安検査の陽性反応がすべて陰性になり、
① 現在の症状8→1、自律神経系9→2
②現在の症状7→1、メンタル:10→2
③現在の症状⒑→2、メンタル9→2

 
<本人様コメント>
初回後、自己療法でイメージするだけでもザワザワ感があり、朝はしんどかったとのこと。

【3回目】 <症状>
① 娘さんのことを思うと「アタマがザワザワする」

② みぞおちあたりが痙攣する。一瞬吐き気あり。

③ 眼の症状→昨日、ラジオ情報で心身症?の方は、配列の整った視覚情報をみると症状がでる。本日の朝食でホッケの骨の,配列をみたら目の症状がでた。車の渋滞を見た時などと関係があるのか。

④ 施術中、自己療法中のザワザワ感。

 
<目安検査>
① 症状イメージ
② 症状イメージ、臓器反応点(胃)
③ 症状イメージ
④ 症状イメージ

 
<機能評価>
① 現在の症状5、メンタル:5
② 現在の症状6、メンタル:7
③ 現在の症状3、メンタル2
④ 現在の症状、聴取忘れ

 
<EB検査>
症状イメージが主、②のみ胃部 

 
<調整>
① 大脳辺縁系→羞恥心+母親としての立場。以前は車で送迎できていたのに、→申し訳ない気持ち、何もしてあげられない気持ち。

②EBは胃経とイメージ→大脳辺縁系(感情→期待)+1年以内の未来+家族関係+母親の立場として→以前のような症状が起きるまえの生活が送れること→娘様の世話から解放したい。

③意味記憶→昨日のラジオで心身症(恐怖症?)のかたは配列が整ったものを見ると症状がでる?そして、ホッケの骨をみて想起され目の症状が出た。

④大脳辺縁系(同情心)→立場(メンバー)→ツイッターの仲間、境遇が似ており分かり合える。

 
<施術後>
EB検査、目安検査の陽性反応がすべて陰性

 
<コメント>
・確かに送り迎えの時には、てんかんが起きたらどうしよう等を想像してしまうことがある。それにより実際、てんかん発作は起きる。ちなみに学校の担任からは学校では発作は起きないとの情報がある。母と娘の絆は深いが故、母の身体的、精神的不安定の波長は娘にも影響があると考える。予測ではあるが、母の健康状態が保たれれば、娘のてんかん発作は軽減するのではないかと考える。

・意味記憶(情報)に影響を受けやすいのか、体調の悪い時には(症状が出ている時には)情報を自分のことのように拡大化してしまう傾向にある。→自覚あり。


【4回目】 <症状>
① 外出して、人込みや車の往来をみると頭が揺れる、ふわふわする。
② 夕方になると胃が締まる(緊張する感じ)
③ 朝起きると目がぎゅーとする→そして全身が緊張する。

 
<目安検査>
① 症状イメージ、
② 症状イメージ、胃経
③症状イメージ+動眼神経

 
<EB検査>
症状イメージが主、②のみ胃部 

 
<調整>
① ,③エピソード記憶→症状イメージを客観的に。
② 意味記憶(診察時のピロリ菌の話し→本人様は自覚なし)+胃経

 
<施術後>
EB検査、目安検査の陽性反応がすべて陰性

 
<コメント>
・本日で4回目、施術中にEBが消失されても、施術後になると症状は軽くなっているが、ぶり返すことがあったとのこと。

・ドクターショッピングを以前はしていた。自分でもよくないと思っていたが、次に行くところ(病院、整体など)では自分が求める答えを示してくれのではないか、との発言あり。また、整体院に関しても、次のところはどうにかしてくれる?などあり。つまりは自分にフォーカスしていない。相手に委ねている印象あり。そこで、症状改善の答えは自分自身にあることをお伝え。そこで、今回は、ドクターショッピングについても話し合った。施術の理解力も増してきており、「早く先生のような方に会いたかった」との発言あり。徐々に自分(本人様)にベクトルを向けつつある。良い兆しだと思う。

・メイラックスは飲まなくなり、症状が改善傾向。

【5回目】 <症状>
① 胃がきりきりする
② 眼の眼精疲労、ドライアイ
③ 外出時のふらつき(人の往来、視覚情報→参列してあるフルーツ)、家の近くに帰ってくると安心感からか、症状軽減。

 
<EB検査、調整>
① 症状イメージ+胃経→虚栄心+妻の立場で夫に対して買い物など、私を誘って夫、姑さんの三人で買い物や外食に行くことがあるが、気持的には私を挟まないで二人で買い物へ行けばいいのに

②症状イメージ+対光反射→恐怖心→症状に対する情報が娘のてんかん発作とリンクさせてしまい、最悪死んでしまうのではないか、まで考えた。→復讐心+妻の立場→夫に対して、自ら勉強してほしい+通院も私を挟まず二人で行ってほしい。

③症状イメージ+耳珠→羞恥心+妻の立場で自分自身に対して、収入がないこと+夫と対等な立場でないから意見を言いづらい?→食事(調理)に対して、わたしは食が細いのに作らないといけない。→作ってほしいけど収入が無いので、収入があればもっと自分の意見を言えるのに。

 
<施術後>
EB検査、目安検査の陽性反応がすべて陰性

 
<コメント>
主婦業に対して違和感があるらしい。本人としては働いて収入を得ることが生き甲斐かも知れない。ワクワク感がある。しかし今は本来の自分ではないのが現状。外に出たい気持ちがある。

回数を重ねることに、母親としての立場として娘に対してであったが、妻としての立場で夫に対しての感情が出てきており、姑さんとの関わりもEBとして出てきている。様々なキーワードがそれぞれ関連して複合性を持っていることを感じてきている様子。これは良い兆しだと考える。また、自分の本当の姿、やりたい事に向けてスタートしているようにも感じる。

【6回目】 <症状>
① 胃がきりきりする
② 右下肢のムズムズ感

 
<目安検査、調整>
① 症状イメージ+胃(臓器反応点)+第3オーラ(鳩尾)→同情心+町内会の班長としての立場→秋ごろの赤い羽根募金の収集(1件1件まわることが面倒)

② 症状イメージ+右ハムスト、ガストロ筋力低下+場面(嗅覚)→駅内+スーパー→意味記憶(経験)

 
<施術後>
陽性反応消失

 
<コメント>
介入当初のホットフラッシュは消失。徐々に症状はあるものの、軽減傾向。

【7回目】 <症状>
① 食事前~後にかけて胃が緊張する→呑み込みしづらくなる
② 外出時に想像、イレギュラーが起きたときのパニック(車内、電車内→逃げられない→トイレにいけない)

 
<目安検査、調整>
1、症状イメージ+胃(臓器反応点)→同情心+自分関係+町内会(ママ友)

2、症状イメージ→探求心+姑含めた家族メンバー→現状の症状があると、娘のことや姑のことなどすべて対応できていない→姑から求められていると感じる→自分が子供時代の長男の嫁像と現在の自分との比較。できていない自分がいる。

 
<施術後>
陽性反応消失

 
<コメント>
・自分が予想することと合わなくなったとき、つまりイレギュラーになった時に、様々な症状が起きる徴候。その際に、予期不安が強くなる印象。本日調整済。

・胃の痛みは無くなった。

【8回目】 <症状>
① 食事~食べると胃がギューとする。(胃痛はない)
② 外出~胃が締まり、ゲップがでる。(胃からのどにかけて症状)
③ 右脚(膝から下)がムズムズ。
④3人(お姑、夫、自分)で外出するイメージすると症状がでる(特に、道が混んでいるのをイメージ)渋滞場面でお姑との会話がきつい。御飯もおっくう。

 
<目安検査、調整>
①小腸経(右側)→執着心+妻として夫に対して→自分に症状がある時に、夫がいなくなるとイメージするだけでパニックになる。(娘の送迎など車の運転は夫にお願いいしている)

②第五チャクラ→同情心+自分自身→症状を早く良くしたい→働いて社会貢献したい。自分は主婦にあてはまらないのでは?根っこは男性では?

③ハムスト弱化→エピソード記憶

④イメージ+膀胱経→エピソード記憶→良好状態をイメージできない→第7チャクラでの打ち消し。

 
<施術後>
陽性症状消失

 
<コメント>
・ホットフラッシュや目の症状が無くなっている。

これまで、心療内科などでのカウンセリングの内容に納得されていない経験あり。パニック障害などは必要があってなっていることを説明→本人様も納得されている印象。

施術終了後、車に乗って外出し、道が混んでいる所に行ってみたいとの発言あり。良い方向か。

【9回目】 <症状>
① 外出時に歩く際にふらつく(平均台を歩いているかのよう、股関節が緊張する)
② 昨日の夕方、スーパー内にて人はまばらにいるなかで、左側頭部および胸に痛みあり。

 
<EB検査>
① イメージ+左の聴神経(音叉)
② 心臓+イメージ+胆経

 
<調整>

▼同情心+家族関係+妻として(夫に対して)→仕事もしているなか車の送迎など手伝ってもらい申し訳ない。→妻としては頼まれごとに関しては自分でやるべき

▼信仰心+自分自身→動画編集に関してのことで、コメントの返答などに対して、役立つ情報を届けたい。

▼執着心+妻の立場で夫に対して→夫ももっと家事などでもっと動いてほしい


▼自省心+自分関係→これまで休むことなく子育て仕事に没頭していた。→少し休んで自分の好きな人生を送りたい→死んだときに悔いのない人生を生きたとおもいたい。

 
<施術後>
陽性反応消失

 
<コメント>
・双極性の話をしながら施術に至った。施術を通じていろんな無意識の自分に気づけた。良いも悪いも自分自身なので受け入れるように。今まで頑張りすぎていたことが多かったので、自分を少しずつ出しつつ、嫌なことは夫に聴いてもらうことを続ける。いきなり変化するのではなく、徐々に自分のペースで変化していく。

・本日で9回目であるが当初の症状は落ち着いてきている。

・夫に対して、徐々にではあるが言いたいことを言えてきている。伝えることでモヤモヤがすっきりする体感がある。

【10回目】 <症状>
① 外出時に歩く際にふらつく(船に乗っている感じ、眼がしらあたりがくる)
② 2日前に鼓膜の内側あたりが「ガー」となる感じ

 
<EB検査>
① イメージ+胆経
② イメージ+第7チャクラ

 
<調整>
① 
▼復讐心+社員、役員としての立場→以前仕事押していた時、社員の世話をしていた時→次女の世話と重なる→娘の内服処方について納得していない。

▼同情心+娘として→実母に何もやってあげられていない→自分がしっかりしなくちゃ→兄が頼りない→母から愚痴の電話がかかってくる→いつも同じことを言われている


▼同情心+家族関係+妻として(夫に対して)→義理母との関係性に関して申し訳ない気持ち→理想の妻増からの乖離→すべてうまくいったら役目は果たせたと思う→これから何回やらないといけないのか

 
<コメント>
施術前は、自分が家事育児、家のことを完璧にやらないといけないと思っており、やりたいことに目を向けていられない状況であったが、現在は自身のやりたい事が出てきており、今まで我慢していたが徐々に夫に対しても意見を言えるようになってきている。

娘としての立場で、幼少期の経験(兄が頼りないから自分がしっかりしないといけない)、現状でも重なるところがある→信念形成があったと考えられる。

【考察】 ▼施術者の姿勢として
本症例では、「自分を押さえること=アドバイスしたくなるが我慢する」ことを意識して施術を行いました。「こうした方が楽なのでは?」、「こういう考えもある」と提案したくなることも多くありましたが、信頼関係を築く上で、介入当初は傾聴する事を心がけ関係性の構築を図りました。
もともと本症例は、パニック症状で長年悩まされ、他院や医療機関での治療、施術経験もありましたが想うような結果に至らず、藁をもすがる想いで当院での施術を受けて頂きました。そのため、施術者としては何とか良くなってもらいたいと気持ちも強かったですが、その気持ちをぐっとこらえて施術をしていく過程で、自然と患者教育が行えていることに気づかされ、それが施術効果に反映する不思議な体験でした。そして、その瞬間に「症状が治るというのは、本来はそういうものなのかな」と思うきっかけになり、患者さんと施術者との波長、関係性が合うタイミングだったと実感しています。
施術者心理としては、早く良くなってもらいたいというエゴが働いてしまいますが、相手を変えようとするのではなく、変わるのを待つことが重要であると再認識しました。


▼患者様の心理
PCRTのように無意識の感情や信念が、症状と関係していることは世間では周知されていません。どうしても、外側にある症状に対してのアプローチが理解しやすいです。一時的には改善されますが、パニック障害のような症状は多岐にわたり、セロトニン分泌減少や偏桃体の過活動など、脳の誤作動による症状とも医学的にも言われています。
本症例も、「こんな感情が関係しているの?」などと予想外な反応もあったように感じましたが、PRTを通じて客観的に体験して頂き、施術を重なる度に実は様々な感情が複合的に関係している事にも気づいて頂きました。また、施術を重ねる度に、症状が改善されていくことも実感され、根本原因は外側ではなく内側にあること。そして、自分自身にベクトルを向けることが根本的な施術には重要であると気づいて頂きました。


▼まとめ
PCRTを行う際には、施術の本質をまず施術者自身が良く理解しなければならないこと、また、患者様にわかりやすく説明し、理解できているのか出来ていないのか反応をみながら施術することが重要であり、時間が限られる中でも「待つ」ことも大切であると学びました。
本症例に関しては、施術中、後にも多くの対話を通じてコミュニケーションが図れ、患者さまの想いなどを表出する事で、患者様自身がより深く施術の理解をすることが出来きたと思います。また、介入当初はどこか思考が狭い印象でしたが、施術回数の後半では、吹っ切れたように思考の幅が広がったような印象を受け、これも変わっていただくよう説得?するのではなく、変わるのを待つこと、それが施術効果に関係することが経験でき、興味深かったです。(変えようとしてはいけないし、それでは変わらないのかなと感じました)
これからも、本質的な施術を提供することで、原因不明な症状などで悩まされている方々を支援していきたいと思います。
それには、人間の心理や施術の深い理解をすることが求められる為、日々、自己研鑽して参ります。有難うございました。