PCRTは、セミナー開催当初より「身体をエネルギー体として診る」という理念を大切にしてきました。近年、量子力学の概念が一般にも浸透したことで、PCRTの治療理念がこれまで以上に理解されやすい時代になったと実感しています。一時は「眉唾的な概念」と見られることもありましたが、現在では最新の科学的裏付けを伴った施術法として進化し、多くの患者様から支持をいただいております。
 
本年度は、新たな取り組みとして、書籍『イップスを超えて―無意識の誤学習からの再学習プログラムへ』をLCA出版より発売する予定です。この書籍には、PCRTを実践し、臨床で成果を上げている認定者の症例報告や患者様の声、さらには大学研究者の視点から執筆された内容が収められています。多くの方々の健康に役立つ一冊となっておりますので、ぜひお手に取っていただければ幸いです。また、PCRTセミナー用の教本も、セミナー参加者以外の方々に向けて広く販売を予定しています。
 
PCRTのセミナープログラムは、大きく5段階（基礎1、基礎2、中級1、中級2、上級）に分かれており、それぞれ2日間（計12時間）のカリキュラムで構成されています。
 
基礎セミナー（基礎1・基礎2）では、ハード面の調整法として、筋骨格系症状に対応する「目安検査」や「EB（生体エネルギーブロック）検査」を学びます。腰痛、肩こり、膝関節症状、顎関節症状、めまいなど、治療院でよく見られる症状に効果的な施術法やPCRT頭蓋骨調整法も含まれます。「目安検査」を基本に、筋骨格系の症状を的確に検査・調整したい方におすすめの内容です。
 
中級セミナー（中級1・中級2）では、ソフト面の調整法を学びます。基礎セミナーで学んだ生体反応検査法を発展させ、経絡、チャクラ、オーラなど、生体エネルギーブロックに関連する検査法を学びます。また、PCRTの根幹である「心と身体の関係性」を診る認知調整法を通じて、自律神経系、内臓系、アレルギー系、メンタル系など、幅広い症状へのアプローチ方法を習得します。誤作動信号や誤作動記憶に関連する無意識（情動）の探索技法は、PCRTの本質的な治療法であり、慢性症状が改善するメカニズムを明らかにします。
 
上級セミナーでは、ジストニアやイップスに特化した検査法・調整法を中心に、PCRTで活用するコーチングスキル、質問力技法、代理検査、遠隔治療など、さらに高度な内容をご紹介します。
 
本年度も、多くの治療家の皆様が技術を磨き、患者様に笑顔を届けられるよう、全力でサポートしてまいります。今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。