第74回中級1(福岡実技) 2020.9.27

 
施術を受けた感想 吉武史郎
 
私は1ヶ月ほど前から体調を崩していました。
 
朝目が覚めると、首に強張りを感じながら起きることが習慣になっていました。
首から頭にかけて鈍い痛みを毎日のように感じます。
私は子供の頃から頭痛持ちで、頭痛の時は必ずと言っていいほど首から痛みが始まります。
痛みは首から頭部に上がり、頭を動かすと頭の中が酷い時は動く事さえが億劫になります。
この時期は頻繁に頭痛がするので、よく頭痛薬を服用していました。
頭痛薬を飲むと痛みが治るので、仕事には差し支えないのですが、翌朝また頭痛を感じるというパターンになっていました。
 
頭痛以外にも頻繁に目眩を感じていました。
特に感じていたのが、患者さんの治療を終え、ホットパックを患者さんの背中に置く時にクラクラするような感覚を感じていました。
身体がよろける程ではないのですが、少し気が遠くなるような感覚です。
思い返すと血の気が引く感じだったのかもしれません。
あと、目が頻繁にチカチカなり、細かい文字が読みにくいようになっていました。
 
本当は、少し前からファミリーカイロに施術を受けに行こうと思っていたのですが、中級1の内容が、「頭痛」と「目眩」でしたので、セミナーのある日まで行くのを控えていました。
 
この日はデモンストレーションで治療を3回受けました。
この時の事を説明致します。
 
<1回目>
小脳の検査でデモンストレーションの時
保井先生に検査をして頂き、ほとんどの小脳の検査にて陽性反応を示しました。
手の回外回内テストと、ピアノムーブメントでは左右差がはっきりとわかるほど動きに偏りがありました。
特に、マン試験では身体のふらつきが大きく自分でバランスを保つ事が難しいほどでした。
この時の施術は、小脳の機能異常が脾経にエネルギーブロックがあり、意念調整法、認知調整法を行いました。
この時のキーワードが、虚栄心
んーと考え、見栄を張るようなところが自分にもあるかな?と思い、「できる人でいないとダメ?」と言う事が頭の中をよぎりました。
保井先生:できる人ってモデルはいるんですか?
私:???
保井先生:こう言う人になりたいっているの?
私:いますけど・・・(イメージするがPRT検査では反応を示さない)
保井先生:もしくは架空の人?(架空の人でPRT検査で反応)
保井先生:ドラマって何見ますか?
私;三国志が好きです。(PRTで反応)
保井先生:誰が好きとかあるの?
私:劉備と曹操が好きです。(PRTで劉備が反応)
劉備とは三国志の主人公の一人で初代蜀の皇帝です。
人徳がある人物です。
自分の中で、人徳がある人のように思われたいと言う潜在意識が小脳の働きが低下する原因だったようです。
認知調整法で調整しました。
術前に行ったピアノムーブメントや回内回外での手の動きが滑らかになり、マン試験ではふらつきがほとんどなくなりました。
 
<2回目>
前庭器官でデモンストレーションの時
保井先生に検査をして頂くと、右側の三半規管に機能異常があるとわかりました。
また頸動脈洞にもエラーがありました。こちらも右側のみです。
施術は、身体の外に存在するオーラのエネルギーブロックを調整しました。
右肩上に手を掲げ、PRT検査を行うと反応を示します。
認知調整法では、感情(喜び)、仕事が示され、最近仕事がうまくいっていると言う自己肯定感を意識して調整を行いました。
 
<3回目>
朝の頭痛を治療していただきました。
先に述べましたように、毎日のように朝起きた時に頭痛を感じます。
体温を計っても、特別に高いわけでもなく風邪をひいているわけでもなさそうでした。
機能評価チャートを使って、1(最良)〜10(最悪)の段階で、個々の系の機能を検査します。
現在の症状(頭痛)が8、自律神経系が8、メンタル系が8を示しました。
保井先生に検査をして頂くと、身体感覚→姿勢→座っている姿勢でPRT検査で反応します。
私は朝寝ている時から頭痛が起こるので、寝ている姿勢と思っていたのですが、身体はそうは反応しません。
検査を行うと、ソファーで座っている姿勢と反応します。
家でよく居る場所で、朝もよくそのソファーに座っています。
ソファーに座っている時での信念(自尊心)が身体の症状に影響していたようでした。
術後は機能評価チャートで再度検査すると、自律神経系が8→2になり、メンタル系が8→2になっていました。
 
計3回治療をしていただいたのですが、セミナーの帰りから頭痛や目眩などの症状はほとんどなく、翌朝も頭痛を感じる事なく起きる事ができました。
また、めまいも感じる事がなくなりました。
ありがとうございます。
 
そして、セミナー受講中は気づかなかったのですが、今回の施術で自己重要感というキーワードが何回か出てきています。
自分の行う施術の効果が上がれば当然嬉しいですし、患者さんに喜んでもらうのも当然嬉しいのですが、無意識でその想いが過剰になり過ぎていたのかと思いました。
また、出来ている自分と出来ていない自分に意識が行き過ぎていて疲れているのでは?という気づきがありました。
 
私自身も行っている施術ですが、このメンタル面への施術は治療効果だけでなく、自分に対しての気づきも与えてくれます。
今後とも自分自身の成長の為にも学んでいきたいと思います。
 


 
正確な知識を身に着けることでさらなる治療の可能性を感じました
 

    • 12神経を実際に臨床で使ったことなかったので勉強になりました。
    • 正確な知識を身に着けることでこのさらなる治療の可能性を感じました。
    • マッスルテストの正確性
    • 臨床の現場では半数以上が高齢者であるため、マッスルテスト、認知調整法の理解が得られ検査するのに時間がかかるため、ほぼ、レッグテストと意念調整法で実施していたのでマッスルテストの正確性に欠けている部分を感じました。
    • PCRTのパッケージとして治療するには検査を正確にできなければ、かえって患者に不安を与え不信感を与えるのだと感じました。

 


 
術者側の引き出しが広がると拾える情報が増える事を実感しました
 

    • 手順がまた理解できなくなってしまったのでもう一度動画を見返し理解を深めようと思います。
    • 経絡は相関しあっているので2つ調整する必要があると教わり、セミナー翌日から経絡が2つ出るようになった。
    • 術者側の引き出しが広がると拾える情報が増える事を実感しました。

 


 
 日々の治療自体が楽しく取り組めるようになった
 

    • 27日のセミナーを受講した後だけではなく、ビデオ学習している時から学習量が多くて頭がウニウニしていました。
    • 今回は学ぶことがとても多く、特にめまいの仕組みは、前庭器官周辺の構造、機能の理解が出来ていないので今後学習していきたいと思います。
    • そのせいもあって治療中に検査を行った事などを途中で忘れてしまう事があるので気をつけたいと思います。
    • 「検査と調整の進め方」がまだ頭の中に入っていないように思います。
    • 特にEB検査の所で受容型EBと伝達型EBの種類、使い方がこんがらがっているので整理していこうと思っています。
    • 基礎2と中級1を受講させて頂きましたが、治療のモチベーションが上がって、日々の治療自体が楽しく取り組めるようになったように感じています。
    • 次回、中級2の講座も楽しみにしているのでどうぞよろしくお願い致します。

 


 
治療者が患者の何を見ようとしているのかが大事なのかなと思いました
 

    • 今回の講義では下肢のマッスルテストで指導者から指摘がありましたので、自分のマッスルテストの改善点に気つくことが出来ました。
    • 実技で紅白の帯を使った検査で受講生に顔に近くなったり、遠くなったりして検査がわかり難いという指摘を受けたので、検査も繰り返し経験を積んで反映出来るようにしたいと思いました。
    • 受講生が保井先生のデモではオーラの反応が出ていた場所に自分が同じ方に実技をしたら陽性反応が出なかったので指導者から最初の設定に問題があるのではないかとういう指摘を受けました。治療者が患者の何を見ようとしているのかが大事なのかなと思いました。それに対するオーラの反応が反映されているという認識をしました。

 


 
 講義内容の広さと深さに愕然としています
 

    • 講義内容の広さと深さに愕然としています。中級はわたしにとって、かなり難易度が高くて困惑してしましました。動画による学習が繰り返しできるのでとてもありがたく、感謝しています。筋肉や経絡の動画が立体的でわかりやすくすごいなと感動しています。筋肉の深部と浅部の動きがわかりやすかったです。また経絡が本当に身体を流れているのだなというのが実感としてとらえることができたので、興味深く勉強できたことと、治療を実際に受けてみて、効果を実感できたのでこれからもしっかりと勉強をしようと思いました。
    • 治療の組み合わせは本当に難しかったです。理解するのも治療するのも、フィードバックするのも困難でしたが、これがPCRTの醍醐味と思いました。組み合わせる内容(経絡、オーラ、チャクラ…その他おおよそ)がわかっていないことがわかったので、わたしには無理だと思いました。
    • 自分が空っぽだったり、自信がなかったり、設定があいまいだと、検査をしても正確な反応を拾うことができないことをいつも痛感させられます。
    • 今後の課題として、いかに臨床経験を積んでいくかということになると思います。
    • 今回の受講で自分の未熟さと無知さが際立ったことが大きな収穫となりました。

 


 
 患者の訴える痛みよりは生体反応をみて調整する
 

    • 受容型EB→身体系EB 伝達型EB→エネルギー系EB
    • 井穴検査をできるように練習する
    • 様々なキーワードが絡んでいる時はメジャーの設定をする
    • 患者の訴える痛みよりは生体反応をみて調整する
    • 起立時のPRT検査は手首付近を片手で下げる
    • 腹部触診は広範→詳細部位と進める