患者様のためのQ&A

施術法に関する質問

 
A:脳が無意識に学習した誤作動記憶を健全な記憶に書き換える施術です。
自然治癒力を最大限に引き出すために、心身相関と生体エネルギーブロック(EB)に焦点をあて、その関連学習記憶パターンによる「誤作動記憶」を調整する療法です。
つまり、症状の自然の治りにブレーキを掛けている脳(無意識)の仕組み(誤作動記憶)を明らかにして調整します。その誤作動の仕組みは単に肉体面だけでなく、心も関係して記憶されていることが多々あります。原因を検査するために気の流れやチャクラ(生体エネルギーの一種)などの生体エネルギーの滞りを目安に患者さんの身体を使って検査します。
 

 
A:施術は主に検査と調整法に分かれています。検査は、神経エネルギーや経絡やチャクラなどの生体エネルギーが滞っている部位【エネルギー・ブロック(EB)】を特定するために、背骨や筋肉、頭蓋骨などを触診したり、関節の動きの検査や筋抵抗運動検査などを組み合わせたりしながら生体反応検査法を行います。調整法は呼吸法と組み合わせた軽振動刺激です。強い刺激やマッサージ的な施術は行いません。検査と調整法を繰り返し行いながら、EBを解放していきます。
 

 
A:生体エネルギーブロックとは目には見えない存在で、東洋医学で扱われている「気」の流れ、「経絡」の流れ、「チャクラ」の流れなどをブロックさせるものです。西洋医学的には神経エネルギーの流れの滞りも生体エネルギーブロックの一つです。
PCRTではこの生体エネルギーブロックが常に解放されている状態を健康状態としており、自然治癒力を引き出すためにはこの生体エネルギーブロックが解放されていることが大前提になります。
 

 
A:一番の特徴は、脳の三層構造における「誤作動記憶」に焦点を当てているところです。脳の三層構造の第一層目は脳幹脊髄系といいます。脊髄や脳幹は、体温や呼吸、血圧調節、消化液分泌など、生命を維持するための機能を備えています。これらの能力は、生物として「生きる」ための能力といえます。「生命の脳」などともよばれています。
第二層目の大脳辺縁系は、本能や本能に基づく各種の情動、または記憶にも関係し、旧い脳ともよばれる部位です。このため大脳辺縁系は、「たくましく生きる」能力を担う「動物の脳」と呼ばれます。
三層目の大脳新皮質は、理性による高度な判断をつかさどり、動物にはない、人間特有の創造的な活動を行う機能を備えています。つまり、「うまく、よりよく生きる」ための器官です。このことから大脳新皮質は「人間の脳」とよばれます。他の療法の多くは脳幹脊髄系(反射系)レベルへの刺激調整によって施術効果を引き出しているのに対して、PCRTでは脳の三層構造全体への刺激調整によって施術効果を引き出しています。また、慢性症状が治り難いという原因が、誤作動の「記憶」にあるという視点は他の療法とは異なると思います。
 

 
A:PCRTは、症状改善のために、患者さんの情報を知るという意味においてカウンセリング手法も使いますが、質問をしながら身体の生体反応を診るというところが特徴的です。カウンセリングは比較的長い時間をかけながら患者さんの話を聞いていきますが、PCRTでは、検査チャートと生体反応検査法を併用しますので、とても早く、症状に関係する誤作動記憶を絞り込む事ができます。よって、通常医療現場で使われているカウンセリングとは異なります。

誤作動記憶に関する質問

 
A:「誤作動記憶」は慢性的に繰り返される不都合な機能異常やそれに伴う身体的症状や心理的症状、あるいは意識的にコントロールできない行動習慣や思考習慣などの脳のプログラム化を示しています。PCRTでは、脳にその誤作動が記憶されているために、自然治癒力が妨げられ、本来治るはずの症状や思考パターンや行動パターンが制限されると考えています。
 

 
A:脳が誤作動を引き起こすかどうかは、精神的ストレスや環境的ストレス、飲食物などとの「関係性」による「適応力」に左右されます。もしも、脳がそれらのストレスに適応していれば誤作動は生じませんが、脳が特定の関係因子と合わないと無意識に判断した場合、身体の「働き」や「自然治癒力」に影響を及ぼし、「誤作動」として脳に「記憶」されやすくなる傾向があります。
一時的な記憶であれば自然に消去されることもありますが、長期的に記憶された場合、慢性症状として繰り返されることになります。このように内的、外的因子が関係して脳に誤作動を引き起こし、それが記憶化されることによって、生体エネルギーブロックが生じて、自然治癒力が制限されるわけです。
 

 
A:あえて判断するとすれば、誤作動は「誤って作動する」という意味なので、ない方がいいでしょう。
しかし、いい悪いよりも大切なことは、脳の誤作動の意味を知ることかもしれません。脳の誤作動という言葉は、幅広い意味合いがあります。
例えば、単に忘れ物をしたり、計算ミスや名前を呼び間違える、あるいはスポーツ競技でミスをするなど、普段は間違えたりミスを生じさせないのに一時的にミスを起こしてしまうのも脳の誤作動といえます。意識ではなく無意識がそうさせているのです。一時的な誤作動であれば何ら生活には支障がありません。しかしながら、通常は起こさないミスや異常な動作や行動を繰り返すような脳の誤作動は、無意識の誤作動のパターンが脳に記憶化されているということです。PCRTではこのように脳に記憶化されている無意識レベルの誤作動を「誤作動記憶」と呼んで、施術を行います。
 

 
A:PCRTでは、一般的にいわれている「思い込み」も脳の誤作動として捉える場合があります。
「思い込み」という心のプロセスは「信念」という言葉に置き換えることができます。つまり「~であるべき」「~のはずである」という心のルールに関係します。
「思い込み」=「信念」=「心のルール」が健康面や精神面に影響を及ぼしているような場合、PCRTではそれを脳の誤作動と呼んでいます。例えば、ある場所に行くと体調が悪くなるなど、普段の生活に支障をきたす場合などは、自分でも意識していない無意識の「思い込み」が脳の誤作動に関係しているといえます。
そして、その「思い込み」が無意識の心のクセのように継続されている場合を「誤作動記憶」として捉えています。「誤作動記憶」は脳の神経回路にプログラム化されているという前提で、健康面や精神面に影響を及ぼさないように、プログラムを再学習化させるように施術を行います。
 

 
A:患者さんによっては、原因となる場面を想像しただけで、誤作動の検査反応が示され、実際に症状が引き起こされることもあります。それは、誤作動の神経回路が脳に記憶されているので、イメージするだけで脳に再現されるからです。このことは脳科学の研究で明らかにされており、イメージすることで行動、思考、感情に関係する脳の領域が活性化されることが分かっています。PCRTではこのような脳と神経の反射作用を利用して、生体反応検査法を使って、患者さんにイメージしてもらったり、言語情報を使ったりして誤作動記憶を検査します。

検査法に関する質問

 
A:PCRTで行われている検査法は、身体に備わっている神経学的な生体反応を利用した「身体に聞く」特殊な検査法です。頭(理屈)ではなく、身体(感覚)=無意識に問いかける検査ですので、患者様と施術者との間に信頼関係があれば、そこから引き出される検査結果による施術はとても効果的なものになります。
 

 
A:身体の働きがよくない部分を刺激したり、症状のある状態をイメージしたりすると、脳の誤作動記憶が再現されて、神経の命令がうまく身体に伝わらなくなるからです。そのため、力を入れようとしてもうまく入らなくなるのです。これは無意識の「働き」と神経の「反射作用」によって生じます。検査者の経験が浅かったり、患者様が不信感を抱いたりしている場合、単に力比べになって明確な反応が現れなくなることもあります。
 

 
A:生命体には、目には見えない生体エネルギーが流れており、肉体内だけではなく、肉体外とのエネルギー交換を常に行なっています。施術者は、このエネルギーの滞り(エネルギーブロック)をみつけるためにフィンガーテストの訓練をしておりますので、異常部位を特定することができます。

施術効果に関する質問

 
A:どのような症状でも、自然治癒力を最大限に発揮していることが早期の回復に繋がります。幅広い症状に効果が期待できますが、特に対症療法ではなく本質的に改善したい症状、あるいは慢性的な症状に効果的です。
西洋医学的には対症療法でしかないアレルギー症状や原因不明の慢性症状など、自然治癒力を妨げている誤作動記憶にアプローチすることで効果が期待できる症状が沢山あります。
 

 
A:PCRTは外科的な処置が必要ない捻挫やスポーツ障害、ぎっくり腰などの急性症状にも効果的です。
一般的に関節の捻挫やスポーツ障害などの関節痛は、靭帯が伸びている、あるいは部分断裂しているからという理由で、関節を動かないように固定して安静にする治療が主流です。関節を固定して、リハビリをするという治療方針になると、数ヶ月単位で治癒が長引きます。
PCRTでは、外傷によるエネルギーブロック(EB)を特定してそれを調整し、自然治癒力が最大限に引き出せるようにサポートしていきます。施術に伴って、関節痛が軽減、あるいは消失するケースがほとんどです。動かせる範囲内で関節を動かしながら施術を進め、早期の回復に努めます。
 

 
A:基本的に自然治癒力を最大限に引き出すための施術ですので、ある程度の効果は期待できます。しかし、施術効果のあるなしの判断は患者様それぞれですので、一概に誰にでも効果があるとはいえません。
患者様ご自身の自然治癒力に対する考え方や期待の程度、施術者との信頼関係などによりその感じ方は様々です。また、PCRTに対する施術者の知識や技能レベル、施術者との信頼関係が施術効果に大きな影響を及ぼします。
 

 
A:症状の程度や性質にもよりますが、8割以上の患者さんが、施術直後に何らかの改善効果を感じられているようです。
患者さんによっては翌日、または数日後に改善される方もいらっしゃいます。
 

 
A:背骨の歪みには大きく分けると2つの性質があります。
1. 椎骨や軟骨自体の「構造的な変形」で背骨が歪む場合
2. 神経や筋肉などの「働き」の異常で背骨が歪む場合
「構造的な変形」で背骨が歪んでいる場合、歪みを正常な形状にするには骨や軟骨への外科的手術が必要です。
「働き」の異常で背骨が歪む場合は、神経系の調整で筋肉系が正常に働くようになれば、背骨の歪みは改善されます。
例えば、腰痛や首の痛みで背骨が歪みますが、神経系が正常に調整されることにより筋肉の働きも正常に調整され、異常な筋緊張も改善し、それに伴って背骨の歪みも改善されるケースは多々あります。
特に痛みがなくても、神経系の機能異常(働きの異常)で背骨が歪むこともありますので、そのような場合は、PCRTの施術は効果的です。
 

 
A:症状が根本的に治るのかという質問に対しては誤解のないようにお答えしなければなりません。それは「根本的に治す」という意味が人それぞれによって解釈が異なるからです。
「人は基本的に自然治癒力が平等に備わっている」という前提があります。そして、症状を改善するためには、この自然治癒力を最大限に引き出す事が必要です。
PCRTでは単に症状だけを診るのではなく、自分では気づかないうちに脳に学習された治る力を妨げる誤作動記憶にアプローチします。単に身体的だけの問題ではなく、そのようなメンタル面も含めて症状をとらえているという点においては、本質的に治すための施術法だと考えています。
 

 
A:PCRTは症状を引き起こしてる原因の神経回路のパターン(学習記憶)に直接働きかける施術法ですので、誤作動記憶が書き換えられれば、症状を引き起こさないプログラムに再構築され、効果は持続します。
しかし、慢性症状であればあるほど、様々な種類の誤作動記憶が原因パターンになっている事が多いので、繰り返しの施術が必要です。
習い事を学習するときに、繰り返し学習すると上達するのと同じく、症状が再発しないように、身体と脳に繰り返し記憶させていくことで、効果が持続していくと考えています。
 

 
A:PCRTのアレルギーの施術は、基本的に過敏反応を示すアレルゲンの波長(情報)を身体に合わせて、適応させる目的で施術を行いますので、できる限り制限しないように施術を進めていきます。
ただし、アレルギー症状が強い場合などは、状況に応じて、制限が必要な場合もあります。
 

 
A:症状の程度や性質によっては、数回で完治することもありますが、長期的に症状を抱えていればいるほど長引く傾向があります。
骨折や捻挫などの外傷による問題であれば、怪我の程度や部位によって平均的に定めることはできます。
しかし、慢性症状の多くは怪我の修復というよりも、身体の働きや脳のプログラム(クセ)、すなわち「誤作動記憶」の調整が必要です。誤作動記憶の複雑さや種類など人それぞれに様々です。また、ご本人が自分の治る力を信じられているのか、あるいは、治療方法を理解し、心から信頼できるのかという信頼度も治る力に多大な影響を与えます。
以上の観点から、何回で治るということを一概に申し上げることは控えさせていただきます。
 

 
A:ご事情にもよりますが、症状が改善されるまで集中的に通院される方が理想的です。
できれば週に2回〜3回を2週間から3週間続けていただき、再評価します。そして、検査反応が安定してきたら週に1回を2〜3週間というように通院間隔をあけていきます。症状が強い場合には毎日通院していただく場合もあります。
PCRTは基本的に症状を引き起こしている誤作動の記憶を調整する施術ですので、最初は間隔を開けない方が理想的です。それは習い事のように、繰り返し脳に記憶させる必要があるからです。
 

 
A:どの症状も、基本的に治るという保証はできませんが、患者様ご自身が主体的に治したいと心から思われている場合は、多くの症例で改善されています。その逆に、ご本人が望んでいないのに他の方から無理に勧められた場合は、施術の継続が困難になるケースが多く見られます。
患者様ご自身が自分自身の無意識(心)の状態を認識し、現在の思考パターンから抜け出したいという主体的な気持ちが強ければ、改善が期待できると思います。
 

 
A:PCRTのアレルギーの施術は、原因となるアレルゲン情報と脳をエネルギー的に適応させる施術法なので本質的な改善が期待できます。
つまり、今まで過敏だったアレルギー関連の不適応情報が、適応情報へと変換されて、脳の記憶が書き換えられ、アレルゲン情報を受け入れることのできる体質へと変わっていくのです。

他の療法との併用に関する質問

 
A:PCRTは自然治癒力を最大限に引き出す施術法ですので、基本的に他の治療と併用しても、薬を服用されても問題はありません。病院の医師や、治療院の施術者に相談したり、アドバイスを聞いたりすることもあると思いますが、最終的な判断はご自身でしていただくことが大切だと考えています。

自然治癒力に関する質問

 
A:医学の源流をたどると、古代ギリシャのヒポクラテスは、そもそもからだ自体に不調を治す「働き」があると指摘しています。また「病気」というのは失われたバランスを身体が取り戻そうとしている状態なのだと述べています。そして、この働きの有無が生きているものと生きていないものを区別するのだとも述べています。
これをふまえヒポクラテスは「自然こそが最良の医者である」という方法論を提示しました。「医者の主たる役割というのは身体が持つ自然に治癒しようとする性質を助けることなのであり、医者は身体の働きをよく観察し、治癒的な性質の妨げになっているものを取り除くことによって、結果として身体はそれ自体で健康を取り戻す」と述べています。
つまり、「健康を取り戻すためには、自然治癒力の妨げになっているものを取り除くことが必要である」といっています。自然治癒力とは人間がもつ「生命力」そのものです。自然治癒力を保ち、身体を健康な状態に維持していくためには、3つの仕組みを最大限に生かしていく事が必要です。
 
(1)外部環境の変化や体内の生理機能のバランスや秩序を正常に保つ働き(恒常性維持)
(2)外部からの病原菌など異物の侵入、変質した自己細胞を殺傷して体を守る働き(生体防御機能)
(3)傷ついたり古くなった細胞を修復したり新しいものに交換する(自己再生機能)
 
これらの仕組みを十分に働かせることです。本来、これらの自然治癒力の3本柱は、私たちの身体に自然に備わっているものです。ほとんどの人がこの自然治癒力が平等に備わっているのです。
 

 
A:PCRTでは、自然治癒力の妨げの原因の多くは、自然治癒力を発揮することができない「記憶」(脳の癖)にあると考えています。自然に治る力を制限している「エラーの記憶」(誤作動記憶)があるという前提で、その「誤作動記憶」を調整する施術を行なっています。
 
現代医療においては、特に自然治癒力の働きを検査することはありません。目で見てわかる範囲内で病気の原因を取り除く治療や症状を緩和する治療を行います。しかしながら、症状を繰り返す慢性症状など、原因が不明瞭な病気や症状に対しての原因療法は得意分野ではありません。
 
PCRTでは、慢性的に繰り返される症状の原因が、目には見えない脳の「記憶」(脳の癖)にあると考えて、健康を妨げている脳の誤作動記憶を健康的な「記憶」に書き換える調整を行い、本質的な慢性症状の改善に努めています。
 
よって、PCRTでは自然治癒力の妨げとなっている誤作動の「記憶」を調整するという意味において、本質的な療法、あるいは原因療法といえるでしょう。
 

 
A:PCRTの考える自然治癒力とは、自然に治る力のことで、誰もが平等に与えられているという前提で施術を行います。怪我や病気の程度にもよりますが、軽い怪我や風邪などは、外科的処置や薬に頼らなくても自然に治ります。PCRTでは、自然治癒力を妨げている原因を「誤作動記憶」にあると考えています。
また、その「誤作動記憶」が生じると同時に、生体エネルギーブロック(EB)が肉体内外に現れると考えています。EBは目で見て確認はできませんし、「記憶」に関係しているので、症状がある時やある場面をイメージしなければ、EBが引き出されない場合もあります。PCRTでは脳の三層構造に照らし合わせながら、自然治癒力の妨げに関係するEBを検査して行きます。
第一層目の脳幹脊髄系(反射系)のEBは、心の側面があまり関与しないので、肉体だけの施術でEBを解放させて自然治癒力を引き出すことができます。その一方で第二層目の大脳辺縁系と第三層目の大脳皮質系は無意識の心が関与していることが多いので、無意識的な感情や信念(思い込み)などを引き出しながら調整を行い、EBを解放させて自然治癒力を引き出す必要があります。
 

 
A:自然治癒力が引き出されない原因は、肉体内外の「生体エネルギーブロック」です。それは、身体の働きを制限する「誤作動」として脳に「記憶」されています。PCRTではそれを「誤作動記憶」と呼んでいます。
 

自意識と無意識に関する質問

 
A:意識と無意識はどちらも大切ですが、人の行動や感情などの9割以上が無意識でコントロールされているということが脳科学でも分かっています。例えば、単に歩くのでさえも、歩いている際に、今、どちらの足が前に出て、どちらの手が後ろに行っているかなどと、「意識」することはありません。身体の動きはほとんどが「無意識」によって動かされています。怒り、悲しみ、喜びなどの感情も「無意識」が先行して表に現れます。昔から心身統一とか心身一如が大切だと言われてきましたが、心=意識、身=無意識という捉え方もできますので、「意識」と「無意識」の統合がとても大切だということです。特に、自分の「無意識」を知ることはとても難しいことです。この「無意識」が分かれば分かるほど、心身統一が実現されます。よって、自分の無意識を知ることは、身体的、ならびに精神的な健康を保つうえで、とても大切なことといえるでしょう。
 

 
A:無意識が健康状態などに悪影響を与えている場合、まずは悪影響を与えている誤作動の現状を明確にすることが肝心です。多くの場合、誤作動の現状が明確に把握できることで、無理にコントロールしようとしなくても、自然に悪影響がないようにコントロールされていきます。よって、現状を明確にする患者さんご自身の「気づき」がとても大切で、その現状によい悪いの判断を入れないことが、自然修正、すなわち自然治癒力を発揮させる「コツ」になります。
 

その他の質問

 
A:心身相関とはこころとからだの関係性のことです。こころとからだが関係し合っているということは、当たり前に感じるかもしれません。意識するから身体が動く、これもこころとからだの関係性です。しかし、意識することなく自動的に動いている自律神経系の内臓などは、無意識的な心との関係が深く、ストレスで胃潰瘍を引き起こすということは数十年前から知られています。
また、筋肉の動きは意識だけでコントロールしていると思われがちですが、多くの筋肉は無意識に動いており、筋肉の働きが関係する腰痛なども心との関係が原因だといわれています。心身相関で大切なポイントは、意識で身体をコントロールする関係性だけのことではなく、「無意識」と「身体の働き」の関係性です。昔から武道やスポーツにおいても「心身一如」という言葉が大切なテーマになっていました。心と身体が一つに統合されることが重要視されました。
ここでいう心とは「無意識」のことです。自分自身の「無意識」を知るということが、すなわち「心身一如」に繋がり、近年、脳科学の分野でも「無意識」の研究が盛んに行われてきました。自分の無意識を知るということは、武道やスポーツに限らず、心身両面の健康を保つ上でとても重要なことです。
 

 
A:施術者によって、セミナー受講回数や経験、バックグランドなどは様々ですが、レベルというよりも、患者様と施術者の信頼関係は何よりも大切だと考えています。
 

 
A:基本的に自然治癒力を高めるために誤作動のエネルギー情報(誤作動記憶)を書き換える施術法ですので、西洋医学でいわれているような副作用はありません。好転的な反応としては、自律神経系の作用で、全身の力が抜けて眠気を感じたりすることはあります。また、施術直後は症状の改善が確認されたにも関わらず、家に帰ったら症状がぶり返したという例もありますが、症状がぶり返す原因が隠れていることがほとんどなので、繰り返し施術を継続することでそのような症状も改善される傾向にあります。