パニック障害 30代男性

 
報告者:森本 昌樹(かしはらもりもと接骨院

2019.5.10

【患者】 30代男性
【主訴】 腰痛、後頭部痛、胃痛、目眩、手汗、腸の症状(便秘、下痢)、ドライアイ、悪寒
症状が出だしたのが、母を亡くした直後から症状が出だし、一時期は家から外出する事も出来ない状態。当院に来院した時点では、仕事へ復帰できるまで回復はされていたが、仕事前や、食べ物や、トイレ、身体の痛みを我慢すると症状が出現。

【検査法】 対光反射 右が収縮維持できず散瞳
舌筋 先端が左に変位
血圧 右130/83 左122/68
マイヤーソン兆候陽性
右側下肢の緊張、
右側大腰筋筋力低下
頸部ROM 伸展 左右側屈 疼痛
腰部ROM 伸展 疼痛

【施術方法一回目】
患者様との信頼関係と下肢検査の状態をつかんでもらう為に、アクティベーターメソッドで全身を調整。腰部の疼痛減少、脚長、レッグチェックも緊張がない事を患者様と共有する。
その後、現在ある緊張を考えてもらい、生体反応がある事を認知してもらう。

【二回目】
腰部の痛みは減少、頸部の違和感は持続
二回目からPCRTを導入
目安検査:症状をイメージする(体の症状)
EB特定検査 義務→家の事→家を継いでいく。
義務他にで反応→仕事→きちっとしなければならない。

【三回目】
胃の感じが良くはないが、薬を服用する事を忘れるくらい、飲まなくてもいける日が出てくる。また、仕事前の不安感が出るが、仕事に支障がない状態まで回復。
目安検査:症状イメージ(職場の状態の緊張)
EB特定検査 団結心→一つの目標にみんなで向かうべき。
探求心→みんなをまとめる。

【四回目】
症状がほぼ消失。四回目以降はアクティベーターと、未来に向けて動き出すにあたってのブロックの施術に変更。

【考察】 この患者様に関しては、心と身体の関係性にすごく理解していただき、痛みや、体の不調が思考からきているという事が腑に落ちたことで、体の不調が悪いものではなく、自分の状態のバロメーターであったり、身体が訴えかけてくれているという認識になり、不調が悪いものではなく、その体の声に素直に向き合っていこうという認識で施術に取り組んでいただきました。
現在は、悪い状態を改善するのではなく、ご自身の人生の目標を達成すべく、自分の潜在意識の中にある、自分の目標に向かうための障害になっているメンタルブロックを取るように、施術を受けて頂いています。現在は、私達が行っているような、メンタル的に患っておられる方の手助けを仕事に出来る事を目標に取り組んでおられます。