固まった首痛

 
報告者:土子 勝成(つちこカイロプラクティック

 

【患者】 49歳 男性 デートレーダー
【主訴】 パソコンの画面を見ていたら、急に左首痛となる
  仰向けで寝た状態で首を左に回してもらうように指示しますと、男性は痛みのため全く動かす事が出来ませんでした。そこで、男性には力を出来るだけ抜いてもらい、こちらが首を支え左に回転していきますと、多少ですが動きました。
この事から、筋肉に問題が起こっている事が分かります。それは自分で動かす、つまり筋肉を使うと痛い。こちらが動かす、つまり筋肉を使わなければ大丈夫と言う事です。

【心身条件反射療法の施術効果】 患者さんにストレスや緊張するイメージをしてもらいながら、深呼吸と共に丹田に振動刺激を行う施術です。効果として、症状に直結する記憶を、直結しない記憶に再学習することで、症状を引き起こす「くせ」を切り替える事が出来ます。

【治療】 筋肉がこのように固まってしまう状態は、寝違えと同じ状態と言えます。そこには緊張状態のため血液循環障害が起こっているのです。首の筋肉が緊張すると血液が行かなくなり、栄養不足で筋肉のダメージとなるのです。この緊張状態を取るためにアクティベータ治療を行い、なぜ緊張状態になったかも心身条件反射療法で切り替える治療を行いました。
検査すると、株価の変動で緊張反応を示していました。そこで株価の変動で動く感情も含めて切り替える治療を行うと、治療後には左に首を回せるまで回復しました。

【考察】 緊張状態の首を温める事が血液循環障害には良いのですが、筋肉の緊張状態を瞬時に取るアクティベータ治療で緩みやすくして、なおかつ、心身条件反射療法で本当の原因である緊張するパターンを治療した事はその後の再発も考えると深い治療を提供できたと思いました。緊張する状態のままですと、数日してまた同じ症状をぶり返すかも知れませんが、原因を特定する事で再発防止にも貢献できたと思います。