肩が重い、腰痛、起立時の左足首痛

 
報告者:篠﨑 大輔(バースデーカイロプラクティック

2015.11.13

【患者】 33歳 女性
【主訴】 肩が重い、腰痛、起立時の左足首痛
【問診】 ディバシファイドテクニック
PCRT

【施術】 1回目~5回目までディバーシファイドテクニックによるカイロプラクティック治療を実施。肩の重さ、腰痛は改善がみられたが、起立時の左足関節周囲の痛みは減少が見られなかった。
以下、起立時の左足関節周囲の痛みを主訴とする。
5回目にPCRTの説明をし、6回目よりPCRT施術開始。


6回目
信頼度7以上
スクリーニング:症状イメージ
EB特定検査:「大脳辺縁系」-「感情」-「上級感情」
上級感情チャート:「連帯感」
分野:「仕事関係」
会社で友人と会話することが楽しみだったが最近はそれができていないとのこと。
このイメージで調整。その後、「反射系」-「関節」-「左足首」に反応、調整を行った。
スクリーニングでの症状イメージの反応が無くなった。


7回目
信頼度7以上
スクリーニング:症状イメージ
EB特定検査:「大脳辺縁系」-「感情」-「上級感情」
上級感情チャート:「連帯感」
分野:「仕事関係」
6回目と同じイメージで調整。
その後、「上級感情」-「意欲」に反応。
イメージは「好きなバンドのライブにもっと行きたい」であった。
このイメージで調整、症状イメージの反応が無くなった。


8回目
信頼度7以上
スクリーニング:症状イメージ
EB特定検査:「反射系」-「神経系」-「筋興奮系」で反応、調整。
「大脳辺縁系」-「感情」-「上級感情」
上級感情チャート:「好奇心」
好きなグループのファンクラブに入ろうかなと考えている。
さらにで、そのグループの色々なイベントに行きたい。
さらに、そのグループのツーショット会に行きたい。
そのイメージで調整し、症状イメージの反応が無くなった。


9回目
信頼度7以上
スクリーニング:症状イメージ
EB特定検査:「大脳辺縁系」-「感情」-「上級感情」
上級感情チャート:「期待」
勤務地が変わることで期待される自分に不安がある。
そのイメージで調整、症状イメージの反応が無くなった。


10回目
足関節周囲の痛みは、ほとんどみられなくなった。

信頼度7以上
スクリーニング:症状イメージ
EB特定検査:「大脳辺縁系」-「感情」-「上級感情」
上級感情チャート:「不安」
両親の仲が良くなく、父親の言動に我慢する母親がいる。
さらに、我慢することで血圧が上がる母親を倒れてしまわないか不安に考えている。
さらに、母親がそれで亡くなり、父親と二人になる不安をイメージ。
そのイメージで調整、症状イメージの反応が無くなった。

【まとめ】 今回の症例では、来院時に症状の誘発が出来ないケースであったため、通常行っているディバーシファイドテクニックでは改善が思わしくありませんでした。
症状が誘発される場面が比較的特定されているため、何かその場面での脳の誤作動が起こっているのではと考えPCRTで施術を行っていきました。
PCRTは、クライアント自身が生体反応検査で反応の違いが分かるため、施術への信頼度が高くなります。そして、回数を重ねる毎にイメージすることが上手になっていきます。つまり、クライアントが自分自身で自分の内側を整理することが上手になり、反応に対する受け止め方も上手になるということです。
クライアントも検査で反応したことが実際に近頃考えていた事に合っていたので驚いた、そして、それを上手に捉え、上手く生活できるようになったと仰っていました。
今回はPCRTの効果を私自身が実感できる良いケースでした。