第70回基礎1 2020.3.15-16

 
<開催日>    2020年3月15日~16日
<開催場所> 東京・浜松町 味覚糖UHA館TKP浜松町カンファレンスセンター
<受講者人数> 27名(初受講生15名)

【症状別テーマ】

    • 腰痛、股関節痛の調整法(一日目)
    • 頚部痛、肩こりの調整法(二日目)

 
■ 学習内容
一日目

    • PCRT概論
    • 生体反応検査法の基本
    • 筋肉・関節・骨・筋膜系の目安検査の基本
    • 基本バランスの目安検査と調整法
    • 加算振動調整法
    • 腰部、股関節部の目安検査と調整法
    • 意念検査調整法
    • 脳バランス基本調整(前頭前野・辺縁系・脳幹)

 
二日目

    • 1日目後の質疑応答
    • ソフト面調整法のモジュール1
        • サイクルパターンの調整法
        • 頸肩部の目安検査と調整法
    • ソフト面調整法のモジュール2
        • メンタル系施術の導入
        • 選択のマインド設定(メジャー・4つ)
        • 「基本感情チャート」の使い方
        • 「時系列・分野・立場チャート」の使い方
        • 筋骨格系EBに対するソフト面調整法(基本感情のみ)

 
■講義
今回の講義は、事前にPRT検査など学習内容の動画を作成し、先に動画を見て、保井先生がデモを行い、グループに分かれてワークを行うというような実技中心の内容でした。
 

 
一日目
オープニングは菊地の司会進行で始まり、事務局の吉田さんの事務連絡や新型コロナウイルスの注意事項などの説明がありました。
講義は保井先生のプレゼンでPCRT概論から始まり、PCRTの全体像や機械論と有機論の違いなどPCRTの理論的な考え方や哲学的な事の講義でした。
次に「生体反応検査法の基本」の動画を見てデモをみてワークを行う手順で、PRT検査のコツなどが動画を見ることで分かりやすく、さらに動画を見た後に保井先生のデモが理解を深めました。そのあとはグループに分かれてPRT検査の実技で実践学習していきます。
同様に「筋肉・関節・骨・筋膜系の目安検査の基本」「基本バランスの目安検査」「加算振動調整法」と一日目の学習内容を順次進行していきました。ソフト面のサイクルパターンの調整法では慢性的な繰り返す症状の調整法として興味がある内容で受講生も積極的にワークをしていました。
 
二日目
冒頭で、前日にアンケート用紙に記載して頂いた質問に答える質疑応答から始まりました。今回は初受講生が多く参加して頂き、エネルギー的な疑問やPCRTの適応症状など様々な質問がありました。また、講義の内容で目安検査やEB検査の違いなど整理しにくい所の説明を丁寧にされていいました。
質疑応答の後は、前日のPRT検査や目安検査の復習をグループに分かれて何度も繰り返し実技を行い学習をしました。
ソフト面調整法のモジュール2では、ソフト面導入の患者説明、基本感情チャートの説明があり、デモでは実際に症状のある受講生を施術する様子を、受講生も目を皿のようにして見ていました。このデモはPCRTを臨床においてにソフト面の調整のどう使うのか実践的な施術が分かりやすく行われていました。受講生も同様な施術が出来るようになることを期待します
 
★実技試験★
今回のシルバー試験の実技は3名の先生が受験し2名の先生が合格されました。おめでとうございます。今後のさらなるステップアップとPCRT臨床家としての活躍を期待します。
 

 
施術を受けられた先生方からの感想
 

  • 力が入らなくなるのが不思議。深層心理のキーワードが面白い
  • 心と体と脳がエネルギーで繋がっていると改めて思いました
  • 初めての施術に、なぜなぜと思うばかりでした。左足に体重が掛からない感じだったのですが施術後は左足に乗れている感じがしっかりあり痛みもなくなっていました
  • 意念調整法で意念の入力の際に少しづつ身体が楽になってくるのを感じて驚きました。患者さんとの波長が合う事で、よりパワフルな効果につながることを実感できました
  • 効果がはっきり出てすごいと思いました。基礎1程度で効果が出ると思わなかったです。
  • 意念法が自分で思ったより効き目を感じて、今回施術を受けた個所は痛くないです。なので。今後はもっと自信をもって意念法が自分もできると思います。
  • 純粋に患者として治療を受けた時、ソフト面を掘り下げて痛みや機能的弱化に変化が起きるのは本当に驚くばかりでした。理屈で考えてはいけないのは分かっているけど、本当の意味で理解を深めるのはまだまだ修練を要する気がします。
  • ふっと体の症状が楽になった。信頼関係の構築や人によって変わる面も感じました。
  • 施術前、頸の痛み。後頭部の重苦しさがすっきりした。その日も楽だったが、次の日、朝目覚めたらより楽になったことを感じた。いつもより、夜ぐっすり眠れました。
  • 丹田矯正を受けた際に腹部に余韻をはじめて感じた。受け手側にもこの感じが伝わると変化に違いが出るのかもしれないと思いました
  • 効果がすごいです。自分が気づかなかった無意識の記憶が体に影響していたことに驚きました。
  • 加算振動法だけでも十分変化があることが再度確認できた
  • 意念調整法のパワフルさに驚きです
  • 実際に施術を受けた際に、自分の無意識な部分での反応を知る事が出来た為、自分のマインドコントロールが以前よりも出来ると思います。自分が良い状態でないと、結果も出づらいと思うので、今日それを知る事が出来て幸いです。

 

 
■  総評    
今回は世界的に新型コロナウイルス感染の影響があり、セミナーを開催するにあたり、受講生の感染予防をどのようにしたら良いかスタッフで協議して、できる範囲で対策を講じ安心して受講できるようにしました。
さらに感染症という目に見えないものに対して機械論でなく有機的なPCRTの観点から心身相関的に診ることで、現代医学とは違った感染症の考え方を学べると思い、あえて予定通り開催することで感染症と心身相関の関係を学んでいただきました。その学びを患者と共有することで施術者としての信頼も高まると思います。
受講生の皆様には世間の根拠のない感染情報に惑わされることなく、医療に携わる立場で冷静に判断されて、自らの選択で受講して頂いたことに、スタッフ一同心よりお礼申し上げます。
 

(文責:心身条件反射療法セミナースタッフ 菊地光雄)