第57回基礎2・上級1 2017.5.14-15
<開催日> 2017年5月14日~15日
<開催場所> 東京 味覚糖UHA館 TKP浜松町 カンファレンスセンター
※今回は、基礎2と上級1の同時開催となりました。
■ 学習内容・基礎2
- 興奮系(筋骨格系)症状の調整法
- 筋膜系症状の調整法
- ブレインマップ調整法
- 前庭器官・小脳の調整法
- 脳神経(12神経)の調整法
- 基本感情チャート(質問)調整法
- 詳細チャートの応用
■ 学習内容・上級1
- 妊婦・乳幼児・小児へのアプローチの仕方
- 動物へのアプローチの仕方
- 遠隔治療
- 治療院でのコーチング技法
- 心理アンケートの応用
- 患者の思考タイプを把握するための質問ワーク
- 生体反応検査法(PRT)の理解を深める説明ワーク
- 症例別の質問と説明のロールプレイのワーク
- イップス
- ジストニア
- その他臨床に即した実践的ワーク
■ 講義
初日の合同での講義は、保井先生により、検査と調整の流れ、ソフト面調整法の流れ、空間ブロック調整法などデモを交えて紹介されました。空間ブロック調整法のデモでは、頚部関節と肩、肩甲帯の目安検査が左右ともに陽性反応が示されており、右肩関節部に自覚症状もありましたが、目安検査は全て消失し、自覚症状もかなり改善された様子でした。
その後、基礎2と上級1の会場に分かれてプログラムが進められました。
基礎2のプログラムの様子は、以下のように國井先生にレポートしていただきました。
「 多くの受講生が基礎2の受講が初めてという事でしたが、 講義とデモ・ワークの時間配分がちょうど良く 皆さんとても集中した時間を過ごされている様に感じました 受講回数が浅い受講生は、PCRTの概要がまだ理解できない事で、 施術に対する考え方やアプローチ方法に頭をひねりながら参加されている、そんな様子が見られる方もいましたが、 全体の中ではワークの中で手順通りに進める事で、効果を実感でき、施術を楽しまれている様に思いました。 積極的に質問をされたり、ワークに参加したり、自分の感想をフィードバックしたり、 自分からのアウトプットで学びを強化していく方が多く、上手に学ばれていると感じました。
2日目午後からの合同講義では、3つのテーブルに分けて2日間の総復習を行いました。
・生体反応検査
・ハード面調整(筋膜・興奮系・ブレインマップ・脳神経・小脳)
・感情面調整(ロールプレイ含む)
2時間半の中で3回に分けて実技練習を行いました。 最後のターンでは、実際の施術を受けるテーブルを設定し、菊地、土子両先生の施術を体験される方が多かったです。
2日目の午後に、基礎2で受講生の杉山英照先生により「大学入学から悩み始めた頭痛(天気頭痛、気象頭痛)」と、菊地先生により「自動車の運転でのめまい」と「新規発症持続性連日性頭痛」というタイトルで症例報告が行われました。
上級1の講義は、保井先生によりプレゼンが行われました。
初日は、代理人検査による調整法、乳幼児・小児へのアプローチ、動物へのアプローチ、遠隔治療などが紹介されました。遠隔治療では、経絡人形などをダミーに見立て、検査・調整をしました。初めて聞いた受講生はびっくりされていましたが、ワークでEB(誤作動)反応が取れる実感を通して、納得されていました。
2日目は、コーチングスキルを利用したPCRTアプローチ、価値観と信念の違い、PRTを使った心理アンケートの応用、例え話を使った施術前のPCRTの説明、施術前と施術後の説明などが紹介され、ワークを通して、受講生同士で患者さんへの信頼関係や施術の説明について深めることができました。
今回の上級1のプログラムは、9人という少人数でしたので、保井先生の臨床現場でのお話や、受講生全員で「あり方」などをシェアすることができて、とても和やかな中で深い議論ができました。
上級1を受けられた受講生の先生方から、
- 少人数でとっても雰囲気が和やかで2日間楽しく勉強できました。
- 久しぶりに上級1を受けましたが、多くのことを得ることができました。
- 上級1を受けたのは2回目でしたが、施術前や施術後の説明など実践的なワークがあり、とても良かったです。
- 少人数の受講生で保井先生と上級ならではの対話をすることができて良かったです。
などなど満足していただいた声をたくさん頂きました。
施術を受けられた先生方からの感想・フィードバック
- 施術の途中から身体が楽になっていくことがわかる。PRT検査で受けているときに実感できるので良いと思いました。
- すごい即効性がありました。まさに本質。自分もしっかり探求したいと思いました。
- 痛み本質的原因を理解するための気づきになる。
- 長年の問題に向き合う時期が来たのかなと感じた。
- 自分の中がクリアになりました。
■ 謝辞
本研究会開催にあたり、多くの受講生にご参加して頂きました。ありがとうございました。
また、エンタープライズの北島さまにご協力いただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。