第53回基礎2・上級1 2016.5.15-16

 
<開催日>    2016年5月15日~16日
<開催場所> 東京 味覚糖UHA館 TKP浜松町 カンファレンスセンター
※今回は、基礎2と上級1の同時開催となりました。
 
■ 学習内容・基礎2

    • 基礎1の復習及び、チャートを使ったプロトコルの進め方
    • 三層構造ポイントEB特定検査法を学びながら、どのレベルでの検査が必要なのか、全体像を把握
    • 筋膜系、体軸系(連結)、筋肉系(分節)などのへのアプローチを学び、筋骨格系への調整法
    • 即効性のあるブレインマップの手法
    • 12脳神経、前庭器官や小脳機能への機能的検査法とその施術法
    • メンタル系施術の導入説明の仕方や、感情チャートの応用の仕方を学び、本格的に無意識の誤作動記憶にたいする調整法、意味記憶やエピソード記憶調整法
    • PCRT独自のカルテの記録の仕方、自己療法の指導法、治療後の説明など

 
■ 学習内容・上級1

    • 基礎1~中級2までを応用した松果体調整法、遠隔治療
    • 代理検査による調整法、妊婦・乳幼児・小児、動物へのアプローチ
    • 治療院でのコーチング技法、新患に対しての最初のコーチング、患者に対するフィードバックの心得、質問で引き出す「誤作動」(EB)、質問のレベルを把握
    • 心の構造を明確化、認知行動的アプローチ、PRTを使った心理アンケートの応用
    • 信念の上書きワーク、背後にある価値観を知るワークなど

 
■ 講義    
合同での講義は、保井インストラクターによる患者教育のオリエンテーションと基本プロトコルの紹介が行われました。
 

 
基礎2の講義は、菊地インストラクター、土子インストラクター、國井インストラクターによりプレゼンが行われました。今回、参加者は今年からの受講生と経験のある受講生がちょうど半分半分でしたので、セミナーの雰囲気はお互いが学び合う良い雰囲気でした。
 
今年からの受講生は、感情面や意味記憶、エピソード記憶の調整方法など学ばれ、満足度が高いようでした。
しかしその反面、今年2回目の研究会ということもあり、PCRTの全体像が見えていないので、疑問や不安なコメントを頂くこともありました。
まずは1年間通して、PCRTを学んでいただき、繰り返し研究会に出席されて理解を深めていかれてほしいと感じました。
研究会の内容は、単一刺激と組み合わせ刺激調整法、前庭器官、小脳、脳神経へのアプローチや基礎感情チャートや意味記憶、エピソード記憶に対するアプロートなどを学ぶことができました。
 
2日目の午後に、受講生の篠崎大輔先生により「手の震え」というタイトルで症例報告が行われました。
 
上級1の講義は、保井インストラクターによりプレゼンが行われました。
松果体調整法や乳幼児やペットへの調整法、遠隔治療、代理検査などを学びました。これらのワークを通して、エネルギー的な施術に対しての理解を深めることができました。また、コーチングの手法を使ったアプローチ方法が紹介されました。特に、一致と不一致のワークでは、心の構造を認知することの重要性について理解を深めることができました。PRTを使った心理アンケートなども紹介されました。
 

 
■ ワークショップ 
ワークショップは基礎2だけで二日目の午後に行われました。4つのテーブルに、3人から4人が分散となり学びたい項目を受講生自身で決めてテーブルに分かれる方法をとりました。

  • 生体反応検査
  • 検査・施術の進め方 
  • 臨床(反射の施術) 
  • 臨床(基礎感情・意味記憶・エピソード記憶の施術)

 
受講された先生方からの感想・フィードバック
 
<基礎2>

  • 「感情や意味記憶やエピソード記憶のプレゼンに感動しました」
  • 「今日の内容は盛り沢山で混乱したが、ワークで実践的にやっていったら理解できました。めまいやふらつきの患者さんにどのようにアプローチしていいかわかりませんでしたが前庭、小脳、脳の機能的なものにはアプローチできるんですね」
  • 「膜や興奮系だけで腰痛が改善するんですね。2,3分で腰痛がこんなに楽になったの嬉しいです」(ワークの時間にPCRTの施術を受けられた先生)
  • 「PCRTの手法を使った菊地先生がプレゼンした神経学的なアプローチはとても簡便で使いやすい」
  • 「PCRT研究会は1回の情報量がとても多いので、1年目は10のうち3くらいしか理解できなかったことが2回目の基礎2を受けることで5くらい理解できるようになったと思います」

 
<上級1>

  • 「今まで認識していたPCRTとは違って治療に対する幅が広がってきました」「今までは、治そうと思っていましたが、反応を見つけていけばいいということがわかり、気持ちが楽になりました」「今回はコーチングの内容でしたが、セミナーを受けて自分が一番コーチングを受けたような印象です」「いい治療法と出会えたと改めで実感しました」

 
■  謝辞      
本研究会開催にあたり、多くの受講生にご参加して頂きました。ありがとうございました。
また、エンタープライズの北島さまにご協力いただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。
 
■熊本地震に対しての義援金について
今回の研究会に参加して下さったみなさまの受講料の一部を、熊本地震で被災された方への義援金として、日本赤十字社を通して送らせていただきます。
 

(文責:心身条件反射療法セミナースタッフ 野間 実)