第51回上級 2016.1.17-18

 
<開催日>    2016年1月17日~18日
<開催場所> 福岡パピヨン24
 
■ 学習内容

    • 松果体調整法
    • 代理人検査
    • 乳幼児・小児へのアプローチ
    • 動物へのアプローチ
    • 遠隔治療
    • 治療院でのコーチング
    • コーチングスキルを利用したPCRTアプローチ
    • 新患に対しての最初のコーチング
    • 質問のレベルを把握する
    • メタモデル
    • ミルトンモデル
    • PRTを使った心理アンケートの応用
    • 個人のタイプを生かした関係力
    • 認知の歪みを承認し自分を生かす
    • 文化的価値観の志向性を認識し自分を生かす
    • 価値観のワーク

 
■ 講義    
保井インストラクターにより、2日間講義とワークが行われました。今回は、久しぶりの福岡開催ということもあり、参加された受講生は少人数でした。そのため、菊地インストラクター、土子インストラクター、国井インストラクターやスタッフの吉田さんも受講生と一緒に講義を受講し、ワークに参加しました。
 

 

初日は、松果体調整法、代理人検査、乳幼児・小児へのアプローチ、動物へのアプローチの紹介がありました。松果体調整法は、臨床ですぐに使える調整法で施術時間の短縮にもなる調整法でした。
その後、治療院でのコーチングや新患に対しての最初のコーチングの紹介がありました。ワークでは、3人から4人のグループで、新患に対する問診の仕方をお互いにビデオに撮影し、フィードバックをすることで、自分の癖や改善点、顔の表情などに対する気づきを得ることができました。
 
懇親会では、受講生とスタッフ全員が参加し、忌憚のない話ができました。九州が初めての先生もいらっしゃり、楽しいひと時を過ごすことができました。
 
2日目は、治療院で使えるメタモデルやミルトンモデルをグループで出し合い、全体でフィードバックしました。このワークでシェアした内容も、すぐに治療院で使用できるものばかりでした。その後、PRTを使った心理アンケートや自分の認知の歪み、文化的価値観の志向性、価値観のワークを行いました。
自分で体験することで、自分では気づかなかった心の構造を理解することができました。また、心理アンケートや認知の歪みのワークなどを、より自然に患者さんに提案できるようになったと思います。
 
■症例報告
◆「右肩の痛み」・・・・宮尾良之先生
反射系の施術で改善しなかった患者さんに、大脳辺縁系や大脳皮質の施術で改善された症例報告でした。問診票の工夫などの提起がされていました。
 
◆「腹が立つとそわそわ感」・・・野間実
コーチングを生かしたPCRTの症例報告でした。信念の奥の信念を掘り下げる内容でした。
 
◆「症状改善のためのゴール設定」・・・・菊地光雄先生
問題思考と解決思考、得るもの・得られないもの、最終ゴールとそのための短期ゴールの設定などコーチングを取り入れたPCRTで改善された症例報告でした。
 

 

 
■ワークショップ
3人から4人ごとに3つのテーブルで行われました。上級研究会ということもあり、全体的にスムーズに行われていました。どのワークも次の日から治療院ですぐに使えるものばかりで、学びの多い2日間になりました。
 

(文責:心身条件反射療法セミナースタッフ 野間 実)