左肩甲骨から肩、腕へのしびれ
報告者:篠﨑 大輔(バースデーカイロプラクティック)
2018.8.30
| 【患者】 | 57歳女性 |
| 【主訴】 | 左肩甲骨内側から肩、腕へのしびれ 以前に、胸郭出口症候群と診断された既往歴あり、今回も同じような症状だが整形外科へは行かずに当院へ来院。右難聴、左半難聴。 |
| 【施術】 | 1回目 目安検査:左上肢挙上、内転、頚部左回旋、屈曲、両肩つき出す、症状部位触る、イメージ AM ソフト面について説明 2回目(3日後) 経過:腕のしびれはNRS3~4、肩甲骨の痛みは来院時はなし。頭痛がある。NRS4 目安:左上肢挙上、胸郭屈伸、頚部伸展、症状部位押える3ヶ所 ハード面 アクティベータメソッド(以下、AM) ソフト面 五感:聴覚:自分の声内的:仕事関係が反応:仕事嫌だなで反応。調整。 信念:忠誠心:仕事関係:上司から言われたことはやらなければならないで反応。調整。 信念:信仰心:仕事関係:仕事は効率よくやる→さらにで反応したため、何のためと質問→残業したくないからで反応。調整 3回目(3日後) 経過:腕のしびれなし、頭痛なし、肩が少し張る程度に改善 AM後に脊柱と肩周囲のハード面を調整し終了。 4回目(1週間後) 経過:腕のしびれはないが手の痛みがNRS4~5あるとのこと。肩甲骨の痛み、頭痛はない。 目安:左上肢挙上、胸郭伸展、頚部左回旋、症状部位触るで反応 ハード面 AM 脊柱から左肩甲骨周囲の抑制系の反応を調整。 ソフト面 感情:義務で反応:仕事しなければならないで反応、調整。 信念:団結心:仕事関係:みんなで頑張って早く帰ろうで反応、信念。 5回目(1週間後) 経過:頭痛なし、肩甲骨の痛みなし、手の痛み無し 目安:左上肢挙上、第6チャクラ ハード面 AM 脊柱、左肩甲骨から上肢の反応を調整し終了。 |
| 【まとめ】 | この症例患者は、難聴を持っており口数が少ない物静かな印象の方でした。そのため、ソフト面導入は1回目に説明後、2回目から取り入れました。それでもソフト面への興味が薄かったため3回目は症状の経過も良かったため実施せず、4回目に症状が出現していたため再度ソフト面調整まで行った。 2回目、4回目と仕事関係が反応することから仕事についてお話してくれるようになり、仕事は義務感が強く、早く帰りたいとおっしゃっていました。 今回の症例では、患者さんの状態に合わせて施術の範囲を選択していきました。ご本人もソフト面の調整後に改善することに不思議に思いながらも、やっぱり仕事が関係しているのかと腑に落ちていたようでした。 患者に合わせるPCRTの重要性を学んだ症例でした。 |