ショートパットイップス症例報告のまとめ

 
報告者:土子 勝成(つちこカイロプラクティックゴルファーズクリニック

2025.7
 

【患者】 49歳 男性 会社役員
ゴルフ歴:32年/HC9/ベストスコア69
【主訴】 ショートパットイップス
50cm前後のショートパットで、左手・右手に違和感や動きのブレが生じる
【結果】 3回の治療でショートパットイップスの改善となったケース
【発症の経緯と特徴】 高校時代からゴルフ部でやってきた経験
練習グリーンでは問題なし、本番(ラウンド中)のみ発症
イップスの時、左手は動かない、右手は強く入る
【心理的キーワードと信念の構造】 ・虚栄心
「先輩としてトップであるべき」という仕事上の信念、解釈がゴルフにも転移してイップスにつながっていた
・義務感
「死んでも入れないとダメ」「外すのは恥ずかしい」という解釈があり、それは仕事では役員をやっていて地位も仕事も出来る人間である。また、ゴルフもゴルフ部でやってきてHC9というシングルプレーヤーであるという虚栄心も含んだ義務が、このような解釈にしてイップスにつなげていた。

・他者評価への依存
「失敗=信頼を失う」と無意識に解釈
→ 評価されることへの恐れるという解釈が動きを止める要素であり、イップスにつなげていた。
【治療アプローチ(PCRT的視点)】 技術よりも**信念構造とその“解釈”**に焦点を当てる

思い込み=「誤作動記憶」を解除するには:

自分の中にある「〜べき」「〜でなければならない」に気づくこと

自分の偏った解釈を意識下で確認することが治療となる
【考察】 練習場では出ず、ラウンドでだけ出ることから、技術ではなく信念・無意識の解釈が原因。

症状の本質はゴルフではなく、その背後にある生き方・信念構造にあり、その解釈がイップスにしています。
信念という思い込みを知り、自分で作り上げた解釈を意識化で確認することでイップス改善に有効であることを本症例は示しています。